2008年10月22日

Turin Brakes - Ether Song (2003)

Turin Brakes - Ether Song (2003)

2003年/国内盤/東芝EMI(解説:山下えりか)

ハウスがかった打ち込みリズムにシンセとアコギを絡ませ、そこに少々達者なファルセット・ボイスを乗っける、というスタイルは今や何ら珍しいものでは無くなった。それどころか、日中トラック運転しながらFMラジオを垂れ流しにしてたらほぼ20分に一度はこの手の曲がかかってうんざりしてしまう程である。ポスト・パンクの呪縛が解かれたネオアコと、フリー・ソウルの名を言い訳にして勝手気ままにブラコン紛いの軽量ポップを多発して来た雰囲気重視のプロデューサー主導系サウンドとのニーズが奇妙に合致した、90年代以降のポピュラー・ミュージックの最も有用なハイブリッドが、例えば本作の様なアルバムだといえるだろう。彼等の場合、この次作のジャケットに象徴的な、ルックス方面でセールス・ポイントを引き出そうという阿漕な商魂を見せた点がいい感じのケレン味になってウチ的に好印象。ただ、とにかくクオリティだけは矢鱈高いのだけど、僕みたいなリスナーとは決定的に無縁な要素を孕んだ一枚であることは確か。彼等にしてみれば知ったこっちゃないだろうけど。


トップページ赫いブックマン > Turin Brakes - Ether Song (2003)
contact us : redguitarrr@gmail.com