2009年10月25日
Tiago Iorc - Let Yourself In (2008)

2008年/国内盤/ビクター・エンタテインメント(解説:松永尚久)
本年度の復レ・アワードに間違い無くランクインするだろう一枚(と、買って帰って以来意気込んでたら原盤のリリースは去年じゃねえか!)。ラテン・アメリカのTVドラマで使用されて大ヒットしたというM4を最初ラジオで耳にして「あれ?この曲ウチにあるCDのどれかに入ってたっけ?」とトラックの中で必死に我が家のライブラリーを反芻したものの思い当たらず、そうこうしている内にDJが名前を紹介してホカホカの新人であることが判明。むうう、流石は情熱の国ブラジル、まだこんな逸材を残していやがったとは・・・。ビートルズとテンプテーションズの微妙なカヴァー曲2曲はひとまず置いておくとして、彼自身のペンによる、若人らしい逡巡と恋人への嘆願を端正に綴ったオリジナルの数々は、極東の37歳のオッサンのハートをも鷲掴みしてくれた。人をして或いは本作をジェイムス・テイラーやジャクソン・ブラウン等の70年代を彩ったSSW達に準えて語らせることも多かろうが、個人的には、本当に卑近な例で申し訳無いが日本の安全地帯の2、3作目辺りを想起させられた点でノックアウト。