2009年11月01日
Little Village - S/T (1992)

1992年/国内盤/ワーナー・ミュージック・ジャパン(解説:川崎大助)
17年ぶりの共演かあ。ニック・ロウとライ・クーダーが来日してジョイント・ツアーを行う、とのニュースを知って、このアルバムからもうそんな年月が経ってしまったのか、と何だか妙な感慨に耽ってしまった。でもイベント・サイト等で伝えられているような、バンドの「解散」から17年、とかいう言い回しは、彼等に限っていえばまるで似合わないような気もする。ライ・クーダー、ジョン・ハイアット、ニック・ロウ、ジム・ケルトナーというこれ以上無い程玄人受けなミュージシャン4人が集って制作された本作は、その結成の経緯も含めて考えてみても、決してパーマネントな活動を念頭に置いたプロジェクトでは無かった筈だ。互いの近作で一緒に演ってみたら思いの外好成果が挙がったので、それなら一丁適当な名前をつけて4人で組んでみようか、取り敢えず一枚作品として形になればいいだろ、みたいな。だから、リトル・ヴィレッジというのは「結成」とか「解散」とかいう堅苦しい言葉に縛られない、裏スーパー・ロック・スター達による仮想喫煙所だったのではないか。当人達が一番ロックで寛いでるんだから、きっとそうだ。