2009年11月01日
Hubert Kah - Sound Of My Heart (1989)

1989年/国内盤/CBSソニー(解説:大鷹俊一)
世間的にはヒット曲「エンジェル07」のイメージが最もしっくり来るのだろうけど、遅れて来た聴き手の僕としては前作収録の「リムジン」がやはり一番のお気に入りなので、こっちを代表曲に推したい気持ちで一杯な彼等の、国内リリース盤としては2作目にあたるアルバム(ドイツ本国では数枚リリース経験あり)。しばらくブランクがあったのでちょっとリハビリ的な作風に落ち着いたりしてるのかな、と思いきや、ドロップされた中身を聴いて一安心。こちらの心配を一気に杞憂へと変える、下世話なユーロ・ビートと果てしない漸近線を描く愁いを帯びた美麗なユーロ・ポップがズラリ10曲。いかにもヨーロッパ勢らしいコンセプト不明なジャケット周りのアートワークと併せて、この枠における定番商品としてのヒューバート・カーの面目をしっかり保った一枚に仕上がっている。ロックにユーロ・ビートのリズムは有効か?みたいな議論も当時一部であったけれども、ハウス・サウンドの出現によってその辺もすっかり解決済みの模様。今は素直にこのヨーロピアニズムを堪能すればいいだけの話。